せどりで稼げる人の特徴~せどりに向き不向きはあるのか?

以前、せどりというビジネスの特徴についての記事を書いた事がありました。

せどりというビジネスの特徴と、そのメリット・デメリットを分かりやすく紹介します。主なメリットは「誰でも出来る」「結果がでやすい」「即金性がある」「いろいろな種類のせどりがある」等です。デメリットとしては「参入障壁が低く、競争過多に陥りやすい構造」「労働収入である」等が挙げられます。
それ以前に、そもそも「せどりって何?」という方はこちらの記事もあわせてご覧ください。
せどりとは何か?その説明と解説をわかりやすくお届けします。その歴史や、せどりの種類、現在の状況や、「なぜ、せどりで利益がでるのか」という疑問に答える内容となっています。
私は、せどりを通して、色々な方と知り合いました。そしてせどりで稼いで成功している人には、みんな共通点があることに気がつきました。

今日は、せどりで稼ぐ人の共通点、せどりに向き不向きはあるのか?ということについて考えていきたいと思います。

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せどりで稼げる人・成功する人の特徴

まず最初に、せどりというビジネスは、その工程をひとつひとつ分解してみると、それぞれは非常にシンプルで簡単なものばかりです。そのため、個人個人の能力や、持って生まれた才能によって、稼げる稼げないが決まるということはありません。

つまりどんな人でも、継続して取り組むことができれば、ある程度の結果を出すことができるビジネスだということです。

にもかかわらず稼げる人には特徴がある。これは一体なぜなのでしょうか?

私が発見した、せどりで成功をおさめる人の共通点

色々なせどらーさんと、知り合いになる

私がせどりを始めて、まだ駆け出しの頃。当時は、毎週末ブックオフでセールが開催されており、私は週末になると、都内のあちこちの店舗に仕入に出かけていました。

東京23区から、多摩地域、そして神奈川エリアまで、半額セール情報をキャッチしたら、どこにでも仕入れに行きました。

私はまだ初心者で、目利きや商品知識なども無かったため、 半額で買えるセールは、とっても貴重な仕入れの場でした。

毎週のように、色々な店舗に通っていると「この人、この間も見た。」というせどらーさんが増えていきました。

中にはもちろん、「話しかけるなオーラ」が全開の人もいるのですが、開店前に並んでいる時など、挨拶をしたり、ちょっとした世間話ができる人も、少しずつ出てきました。

そんな中の1人の方に、せどらー同士の集まりに連れて行って頂いたおかげで 、私はせどらーの知り合いがたくさん出来、 本当に色々な事を教えてもらい、成長することができました。

稼いでいるせどらーの共通点に気がついた

色々なせどらーさんと知り合いになり、話をするうちに、成功している人には、ある共通点があることに気がつきました。

その共通点とは、

「始めた段階では、何も持っていない。

 どん底状態。追い詰められていた。」

という事です。

私のせどりの師、Aさん

まず、最初にブックオフで私に声をかけてくれたAさん。私は彼の事を、ひそかにせどりの師匠と思っており、尊敬しております。

ちなみに当時の彼の月商、なんと400万円超です。まだスマートフォンが普及する前で、バーコードリーダー(ビームせどり・検索効率が非常に良くなり、「魔法の眼鏡」などと謳われた)も使わずに、ガラケーだけで、個人でこの売上を叩きだしていました。しかもこの数字、amazonから手数料を引かれた後の、入金ベースの金額です。

私がその事実を知った時は、本当に冗談ではなく腰を抜かしたものです。さてそんな彼ですが、せどりを始める前は、アウトドアショップのアルバイトだったそうです。

※当時、せどりブログ関連で圧倒的地位を確立していた「たそがれ親父」さんという、すごいせどらーさんがいて、その方の月商が180万円前後だったと記憶しています。そして、それがせどりの限界だと、私は思っていました。Aさんは、その倍以上を稼いました。自分が勝手に作り上げた常識がガラガラと崩れ落ちた瞬間でした。

しかもAさん、資金もゼロからのスタートだったそうです。バイトを辞めてフラフラしていて、どうにもさえない頃にせどりを知り、そのままのめり込んだという事でした。

当時のライバルNさん

そんなスーパーせどらーのAさんをはじめ、SEの仕事を辞め(多分クビ)、ボロアパートに引っ越して、再起を図ったNさん。彼は私とほぼ同時期に専業になっていて、どっちが早く月商(入金ベースで)100万円を突破するかを競った、良きライバルでした。(先に目標達成したのは彼でした。)

元ニート、ゆとりのM君

飄々としていて、「ゆとり世代」という言葉がぴったりのM君も、やたらニッチなジャンルに強い、ミリオンせどらーでした。 彼は、元ニートです。

他にも挙げればきりがないのですが、みなせどりを始めた段階では、ほとんど資金力がなく、仕事を辞めた直後だったり、文字通り無職だったり、あるいはリストラ寸前のサラリーマンだったりと、

基本的に「どん底状態、何も持っていないゼロベースの状態」の人が非常に多かったです。

そういう私も、当時、長年続けてきた仕事(もともとは別業種の自営業)を諦め、全くのゼロから、せどりを始めました。当時は、月末の家賃をどう工面しようかという事で、頭が一杯でした。

せどりに向いている人の属性

1.アルバイト、フリーター、派遣社員

低賃金で低補償、非常に不安定な状態にさらされている、彼ら彼女らの中には 、「この状態をなんとかしたい。本気で変えたい。」と考えている方がたくさんいるでしょう。そういう人たちは、それが大きなモチベーションとなり、せどりを始めると、成功を手に入れる可能性があります。

2.ニート(ただし、現状に不満があり、何かを変えたいと心の底から願っている人)

ニートの強みは、時間があることです。彼らがその時間をせどりでフル活用すれば、大きく稼げる可能性があります。 

ブックオフ

3.リストラ寸前のサラリーマン

アイフォンおやじの例

私が専業として、軌道に乗り、少し余裕が出てきた頃でしょうか。

ブックオフで、おそらく50代、定年間近かなあという雰囲気のおじさんをよく見かける様になりました。

明らかに初心者で、当時、出始めだったiphoneを、慣れない手つきでポチポチとやりながら、一冊一冊、恐ろしく時間をかけて、ゆっくりと検索していました。老眼なのか、ひとつ検索する度に、 メガネを手でずらしながら、iphone の画面を覗き込む姿が印象的でした。

私は勝手に彼のことを「iphoneおやじ」と呼んでいました。せどりを始めたての初心者の中でも、アイフォンおやじは明らかに要領が悪く、すべてが遅い。のろいという感じで、こんな言い方は非常に失礼ですが、「持っているポテンシャルは最低」な様に見受けられました。

「これじゃあさすがに厳しいだろう・・・。」という思いとともに、「この人は、ひょっとしたら化けるかもしれない。ものになるかも知れない。いや、ものになってほしい。」とも思いました。

iphoneおやじの、言葉は悪いですが、無様な立ち居振る舞いからは、「俺にはもうこれしかない。 絶対にこれで稼ぐ。」という、静かな気迫というか、覚悟がにじみ出ていました。

以来、セールで彼を見かける度に、私はひそかに、このiphoneおやじの様子をウォッチしておりました。最初はほとんど、ボーズに近い様子でしたが、見かけるたびに少しずつですが、仕入れられる本の冊数が増えているようでした。

また行動範囲もかなり広く、町田店のセールで遭遇した翌週に、吉祥寺店のセールで遭遇したこともありました。そういったあたりからも、彼の本気度が伝わってきました。

そして、アイフォンおやじは、1年後には、セールでブックオフの買い物かごを、4つ、5つ、一杯にする程の腕前に成長していました。

ふとかごを見ると、その中には私が目をつけていた本が・・・。「ムカッ!その本、半額に落ちたら取ろうと狙ってたのに・・・にゃろう~やりやがる。」

老眼は相変わらずのようで、1年前とかわらず、眼鏡を上げ下げしながら、 iphone を睨んでおります。しかし、その後ろ姿からにじみ出るオーラは、「覚悟」から「自信」に変わっていました。

せどりで稼げない人

さて今度は、逆にせどりでは稼げない人の特徴を見ていきましょう。

余裕のある人

「せどりで稼げない」という言い方は、少し語弊がありますね。正確に言うと、「せどりで稼ぐ必要がない人。」となります。

現状で、ある程度収入があり、しっかりとボーナスももらえる。だけどさらにもうちょっとお金があったら嬉しいな。そのような状況に置かれている人の場合、残念ながら、稼げない可能性が高くなります。

要するにせどりで稼がなくても、生活には困らない人達です。

せどりは、単純で地道な作業の繰り返しです。時に泥臭いと言ってもいい。

慣れるまでは効率も良くないし、時間もかかります。仕事で、疲れて帰ってきた後に、仕入れや、出品、納品作業など 、最初のうちはかなり負担がかかります。

せどりを始めたばかりの、とあるサラリーマンのKさん

仕事終わりに「これから仕入れに行こうかな?」そんなふうに思っていた時に、ラインで友達から飲みのお誘いが入りました。

「あいつには、しばらく会ってないなー。まあ、今日くらいいっか 。」

翌日は、今度こそ仕入れに行くつもりでした。しかし家に帰って、何気なくテレビのスイッチを入れると、野球のクライマックスシリーズがちょうど放映していました。

「OK、仕入れは明日からにしよう。」

そんなことを何度か繰り返しているうちに、Kさんは、せどりから遠ざかっていってしまいました。

1年後、 Kさん、今度はアフィリエイトを始めることにしたそうです。

ここに例として挙げたKさんの事を、私は意志が弱いなどとは全く思いません。

Kさんは、せどりなどしなくても、友達と飲みに行く余裕もあるし、生活にも特に困っているわけではないのです。

そんな中で、慣れないせどりの作業を継続するのは、かなり難しいことです。せどりは、一番最初、始めたばかりが、実は一番大変なのです。

自転車も一度乗れるようになれば、乗り方を忘れることはありませんが、乗れるようになるまでは、転んだり、怪我をしたりしながら、練習を続けなくてはなりません。この時期が一番エネルギーが必要になります。

一旦稼げるようになった後、サラリーマンの仕事と、せどりを兼業で行うことは、実はそれほど難しくありません。しかし軌道に乗せるまで、せどりで結果を出せるようになるまでの間の、二足のわらじは、ある程度の、人によってはかなりの努力が必要だと思います。

先に挙げたアイフォンおやじとKさんでは、適正とか能力の部分では、おそらく圧倒的にKさんの方が高いでしょう。

しかし、「自分にはもうこれしかない。これで結果を出すしかない。」そう覚悟を決めている、 iphoneおやじに、「これが駄目でも、 特に困る心配のない」Kさんは、せどりという点に関しては、絶対に勝てないのです。

サラリーマンスーパーせどらーRさんの秘密

もちろん、サラリーマンの人でも、ものすごく稼いでいるスーパーせどらーを私は知っています。

その方は、Rさんと言って、二人のお子さんは、某有名大学に入学し、ご自身は会社の役員と、はっきり言って超エリートです。

にもかかわらず、せどりでなんと月商200万円。これが副業なんだから驚きです。

そんなRさんに、私は、「そもそも何でせどりを始めたんですか?Rさんはせどりをしなくても、十分お金持ちですよね。 」と聞いたことがありました。確か忘年会かなんかだったと思います。

するとRさん「いや~実は私、過去に株の取引で1000万以上損しちゃったことがありまして。それプラス二人の息子の大学の学費と、家のローンもあって、どうしても稼ぐ必要があったんですよ。」

そんな話をしてくれました。なるほどと、妙に納得したのを覚えています。そんなRさん、現在は二人の息子さんも独立し、家のローンも完済。しかし相変わらず、副業のせどりで荒稼ぎしており、正真正銘のお金持ちとなっております。

まとめ

せどりで成功する人は、「必ず稼ぐ。」という、強烈なモチベーションを持っている。

ある人は、「追い込まれた状況の中で、家族を守るために。」

ある人は、「何も持たない、自分の情けない現状を、何とかして変えるために 。」

逆に、「特に生活に困っているわけじゃないけど、月に2万円~3万円、小遣いがあったらいいな~。」程度のしょぼいモチベーションでは、せどりで稼げる状態になるまで、継続できないで終わってしまう可能性が高い気がします。

100%断言出来るわけではありません。当然例外もあるでしょう。

しかし、多くのせどらーに会ってきた自分の経験上、この傾向はかなり高いと思います。

「あなたはどちらのタイプでしたか?」

それでは、今日の話はここら辺でおしまいにしたいと思います。

せどり大好き、ゆうがお届けしました。

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