さて今日は、せどりに興味を持ち、これから始めてみたい、挑戦してみたいと考えている方へ向けた記事を書いていこうと思います。
まずは「せどりとは何か?」ということについては、こちらの記事で解説しました。これからせどりを始めようとしていて、まだ読んでいないという方は、是非一読ください。
目次
Amazon せどりとヤフオクせどり
まず最初に、販売するための商品が必要です。 通常は、仕入れという形で、お金を支払い商品を購入してきますが、一番初めの段階では、 amazonせどりの仕組み、あるいはヤフオクせどりの仕組みを理解するために、家にある不用品を出品して販売してみることをお勧めします。
ヤフーオークション(ヤフオク)の場合
ヤフオクせどりの場合、仕入れた商品をヤフーオークションに出品して販売します。
仕入金額より高く売れれば、その分が利益となり、あなたの稼ぎとなるわけです。
その際、約8%の手数料がかかりますので、それは頭に入れておかねばなりません。
つまり、1000円で買ったものが1080円で売れれば、差し引きゼロのトントンとなります。
話をシンプルにするため、送料や梱包費用の話はここでは敢えて省きます。
あまりに薄利だとしんどいので、1000円で仕入れたものは、2000円で販売、
あるいは、1500円(1580円とか)で販売するというのがよくあるパターンになると思います。
もちろん1000円→5000円や、1000円→10000円、あるいはそれ以上という大きな利益を生み出す商品も、仕入れて販売を狙っていきます。
手堅い、1000円→1500円、 1000円→2000円を数多く販売する中で、時折大きな利益を生み出す取引が混じるという形が、一番せどりビジネスとしては、稼ぎが安定し、理想的です。
この販売パターンは、 amazonせどりでも全く同じです。利幅が少ない取引は、回転が早いため、仕入資金の回収が楽になります。相対的に見て、売れるまでの期間が短いのです。
そして、ポツポツと利益幅の大きい商品が入ってくる事で、安定感にプラスして、利益率の上昇も狙えます。要するに「大きく稼ぐ」という事が可能になります。
落札後のやり取り
ヤフオクでは商品が落札されると、 「取引ナビ」というものを使って、お客さんとメッセージのやり取りをします。
商品を発送する住所教えてもらい、お客さんからの落札代金と送料の支払いを確認し、その後、商品を送ります。
最近は「かんたん取引」というシステムが出来て、お客さんとのやり取りが随分簡単になり、手間も減ったようです。
それでも、アマゾンでの販売と比べると、「商品が売れた後の作業量」は、 ヤフオクの方が多いと言えるでしょう。
これから皆さんは、ビジネスとして、利益を上げるためにせどりに挑戦するわけです。そのためには継続的に、ある程度の量の商品を日々販売しなくてはなりません。
そうなると、「商品が売れた後の作業量」はできるだけ少ない方が、身体的にも精神的にもありがたいのです。
この部分の手間がかかるというところが、ヤフオクせどりの、最大のデメリットとなります。
ただヤフオクには、「 amazon と比べると手数料が安い」「個々の取引で、交渉融通が利く場合がある。」「送料差益が取れる。」「 返品クレームのトラブルが少ない」「 アマゾンでは利益が取れない商品でも、ヤフオクならやり方次第で稼げることがある。」
など、メリットもたくさんあります。それらメリットを享受するためには、「作業量が多くなる。」というデメリットを、乗り越える必要があります。
もしもそれに成功出来れば、ヤフオクは、今でも稼げる魅力的な販売プラットフォームです。
アマゾン(amazon)の場合
次はamazonせどりについて考えてみましょう。
アマゾンの場合は、出品した商品が売れると、あなたの出品アカウント( amazonセラーセントラルと言います)の「注文管理画面」に売れた商品が表示されます。
そこにお客さんの名前と、商品発送先住所が表示されていますので、その住所に商品を郵送します。 ヤフーオークションよりは、作業量が少なくて済むものの、売れた商品を自己発送することは、やはりかなりの労力を伴います。
FBA
アマゾンの場合は、せどりをする上で非常に有効なシステムが存在します。「FBA」 と言う出品システムです。
これを利用した場合、私たちはまず、仕入れた商品を「出品登録」した後に、数十点、時にはそれ以上をまとめて、アマゾンの倉庫へ「納品」します。
後は出品登録作業で、商品に貼り付けておいた「管理ラベル(バーコードが入ったシールです)」を元に、 Amazon が商品を管理してくれます。
売れた商品は、 amazon が自動的にお客さんに送ってくれます。
お客さんとのやり取りは、通常は特に必要なく、売れた商品の金額から、 amazon が手数料を引いた額を2週間に一度、 自分の口座へ振り込んでくれます。
このシステムを利用すると、毎日の発送作業に時間を割かれることがなく、お客さんとの個別やり取りをする必要もないので、仕入れだけに専念することができます。
もちろんその分手数料はヤフーオークションよりも高いですが、それを補って余りあるほどのメリットがあると、私は思います。
極論すると、商品を仕入れた後は、 amazon のFBA販売の方が、ヤフオク販売よりも格段に簡単で楽なのです。
出品した自分の商品はAmazonの販売ページでどう見える?
あなたが、実際にamazonに商品を出品してみたとします。あなたの商品はどのように見えるのでしょうか?
例えば、このナノブロックの波乗りサンタを仕入れて出品したとしましょう。
という、上記の様な仕入れ状況を設定してみました。
カートの取得
あなたはFBAに商品を送り、到着後しばらくして、amazonの商品ページを確認しました。
すると、写真の赤丸のところにあなたのショップ名が入っていました。
この状態を「ショッピングカートを取得している」という言い方をします。
このページを見たお客さんが右の「カートに入れる」ボタンをクリックして商品を購入すれば、あなたの商品がめでたく売れた事になります。
ちなみに、amazon本体が在庫を持っている場合、写真の赤丸部分には「amazon」と表記されます。
ここが、amazon以外の場合は、その他の出品者(せどらーなど)が販売している商品です。
カートに自分のお店の名前がないぞ
数ある出品者の中で、カートを取得できるのは、わずか1店舗のみです。
カートを取得するお店は、価格(最安値に近いほど有利)やこれまでのお店の評価などから判断されて決まるようです。
その1店が常時カートを独占できる訳ではなく、大抵は、同価格帯で販売しているお店が順番に入れ替わり立ち代わり、カートを取得しています。
FBAを利用して出品すると、まだ始めたばかりで、評価のない状態でもカートを取得できるケースがあるので、その意味でもFBA出品は有利です。
残念ながら、あなたのお店の名前は、カートには入っていませんでした。
その場合は、先の写真の黒い丸で囲んだ部分をクリックします。
すると、この写真のページが表示されました。
ここでは、この商品を販売する出品者の一覧を見る事が出来ます。
ここの、灰色の四角で塗ってある部分にそれぞれのお店の名前が入っています。
あなたは、この中のどれかに自分のショップの名前がある事を確認できるはずです。
また、橙の丸で囲った部分には「amazon.co.jp配送センターより発送されます」と書かれています。この表記がある出品者がFBA出品をしています。
黒い丸で囲ってある出品者は自己配送、つまり商品が売れると、自分で発送も行う人達です。
このページから、それぞれの出品者の右端にある「カートに入れる」ボタンをクリックすると、その販売者を選んで、そのお店から商品を買う事が出来るのです。
新品商品の場合、「カートを取得」しているお店が圧倒的に有利ですが、この写真のページからも、商品は売れていきます。
あなたが、新規出品者であっても、FBAを使い、価格を最安値に設定すれば、他出品者と同様、順番にカートに入る事ができ、商品はいずれ売れていく事でしょう。
amazonでは、このようにあなたの商品が「露出・宣伝」され、販売されるのです。
次の記事では、amazonせどりをするために必要な物を解説します
お疲れ様でした。今日は、amazonとヤフオクのせどり・販売の仕組みをまとめてみました。
具体的なイメージがわいて来ましたでしょうか?
次の記事では、amazonで販売するために必要な物を一通り、紹介、解説しますね。
せどりを始めるために必要なものは、それほど多くありません。初期費用もほとんどかからずに開始する事が出来ますよ。